【J特】シーズンシート購入のお勧め

ツイッターでシーズンシートの購入をお勧めしましたところ、「まず選手やチームが頑張らないと」、「単価が高い当日券を毎回買ってくれるほうがクラブも助かるんじゃないの」などと言ったご指摘がありましたので考えているところを書き留めます。以下、以前、後援会立ち上げに向けて動いたときに参考資料として用意したもので2006年の開示資料を元にしています。収支総額は数千万円程度変化していますが、割合はさほど変化していないと思います。近日、最新の2009年開示資料で作成し直します。

まず入場料収入がクラブの収益に占める比率を、(2006当時)J2クラブで割合最上位であった仙台と、愛媛、徳島を比較したものです。全体の収支レベルが3倍近く異なるのはもちろんですが、愛媛・徳島では入場料収入の割合の低さが目立つことがわかります。徳島のように母体の大企業があればスポンサー料によりカバーされますが、そうでないJ2クラブがスポンサー料をアップするのには相当な営業活動が必要と思われます。クラブにも頑張っていただきたいところですが、限られた陣容での営業活動には限界がありそうです。私達のなかでも企業の経営者・上席者に近しい人がいれば是非スポンサーとなって頂くように働きかけたいものです。

以下は、愛媛FCの2006年の収支を項目別に棒グラフで対比したものです。「サポーターからクラブが直接得られる入場料収入とグッズ売上の合計」を「選手達に対する費用である強化費」が少し上回っています。「強化費を除いたクラブや試合を運営するための費用」は、よほど急激に観客が増えない限り同レベルで推移すると思われますので、これらの直接収入が増えることは強化費のアップに直結すると思われます。また、これらの収入のうち、シーズン当初にクラブが確保でき、計画的に使えるものがシーズンシートの代金のはずです。試合毎に買われる前売券・当日券やグッズ売上は成績などにって増減するため、以前の収入額を参考にし、見込みベースで使うことになるはずで、思いきった選手獲得には使えないのではと思われます。 

 FCバルセロナで有名なソシオ制度は、企業や個人のお金ではなく、会員の出資によって組織を運営する方式またはその組織の会員のことで、会員が毎年拠出する出資金によってクラブが運営されています。会員にはバルサ主催のチケットが優先的に買える他様々な特典がつきますが、本来のメリットは自身がクラブを支えているという誇りを持つことと言われます。ソシオ制度だけでクラブを運営することは非常に難しいようですが、シーズンシートを購入することは、クラブを支えると言う意味でソシオに近いのではと考えます。その購入代金は(直接的メリットとして)「毎試合の観戦チケットが付与されている出資金」と考えられるのではないでしょうか。実際に以下のツイートの方はこれを体現されています。

@Oranger1967 クラブ側がソシオを導入する予定が無い様ですので、シーズンシートは金銭面で貢献の一つですね。私はC席住人ですが、チケットはA席です。 RT @efck: どのクラブも一口の積重ねだと思います RT @tensyukaku31: 本当に微力ながら初めて1口買いました #ehimefc
@Oranger1967 @efck 私事で恐縮です。私のサポーター仲間で県外在住で年に数回しかホームゲームに来られないのですが、少しでも出資の一翼を担いたいとシーズンシートを購入している方がいらっしゃいます。

もちろん、シーズンシートを購入した上で、スタジアムで声を出して応援することはさらにクラブの力になりますが、もし試合に行けなくても、あの選手のあそこでの踏ん張りは自分のシーズンシート出資金で栄養のあるものを食べられたからだ、と思うとちょっと楽しくなりませんか。

ちなみに、2011年はガイナーレ鳥取の加入により、ホームゲームが一つ増えますが、価格は据え置かれています。全19試合中、5試合観戦できなくてもほぼ元が取れます。シーズンシートを単なるチケット代金と考えた場合でも沢山観戦される方にはお得です。是非ご検討下さい。「シーズンシートを買うと行けない試合分が勿体ない」とお考えの方、愛媛FCのシーズンシートはワンタッチパスになっており、携帯電話による簡単な操作でお友達に譲ることができます。具体的には:
 マイページにログイン
 ⇒ チケット情報を表示し、譲渡開始を選択 
   ⇒ 自身に譲渡メールが送られてくるのでこれをお友達に転送 
    ⇒ お友達は受け取ったメール内のリンクをクリックするとQR コードが表示される
     ⇒ お友達はそのQRコードをスタジアムにおかれている機械に読み取らせて入場
というようなもので、チケットを送ったり、手渡したりする必要がありません。すでに購入されている方もまだあまりご存じではないかと思いますので、お試しください。 

経済的に一括で支払いが必要となるシーズンシートは難しい、とお考えの方は、是非ファンクラブへご加入ください。これもクラブへの直接的な支援となります。