分析と考察
表題ほど大それたものではありませんが、メディアにあまり注目されないサッカー、Jリーグにまつわる数字や情報を集めて独自に考えていきたいと思います。
目次
スポーツ基本法(2011.6.11)
祝!ガイナーレ鳥取昇格: Jリーグは地域1番コンテンツ!更新版(2010.11.29)
【金子達仁氏コラム『W杯躍進でJ途中流出加速する皮肉』】に対する意見(10.07.16)
なぜアウェイで頑張るの?(10.05.30)
11月23日東京ヴェルディ戦@味スタで大々的な愛媛PR!(10.11.24追記)
「スカパー!twitstadium」ツイート数からみるJリーグとWカップの視聴者数の違い(10.06.14)
ツイッターユーザー数からみるクラブ間格差(10.05.10)
ご当地調査-クラブチームへの愛着(10.04.25)
ケンミン投票 あなたの好きなプロスポーツは? 野球 or サッカー(10.04.22)
Jリーグは地域1番コンテンツ!(2010.01.15)
スポーツ基本法(2011.6.11)
「なぜこの時期に」という疑問の声もあるようですが、スポーツ基本法が今国会で成立の見込みとなりました。基本的には評価されている方が多いようですが、具体的な政策・施策はこれからであり、ようやくスタートラインについたところという意見もあります。一時報道されたスポーツ振興くじ(toto)の収益配分に関する条項が除かれるなど、私たちが注目している施設整備についても財源は今後の議論・課題になりそうです。法案全文および関連記事を下記にまとめました。ニュースサイトは時間が経つと記事が消えることもありますので、ご興味ある方はお早目にお読みください。
以下の毎日新聞の記事(/1)にも「サッカーくじが導入されるまでスポーツ予算が乏しかったからだ」との記述がありますが、サッカーくじの収益金が果たす役割は非常に大きいようで、totoの維持・拡大は日本のスポーツ振興全体に必須と思われます。そのためにはくじの対象であるJリーグが維持され発展することが不可欠と思われます。また、施設が見劣りすることから大きな国際大会を招致できない現状を改善するためにも、当面の間(むこう5年くらい)はJリーグの施設整備に相当な割合を割いて頂きたいと考える次第です。私たちにできることは一攫千金の夢を見ながら、スタジアム整備基金に寄付をするつもりで毎週少しずつtotoを買い続けることです。
なお、これに先立ち、昨年8月には
スポーツ立国戦略(平成22年8月26日文部科学大臣決定)
が策定され、「・・・スポーツを実際に「する人」だけではなく、トップレベルの競技大会やプロスポーツの観戦など、スポーツを「観る人」、そして指導者やスポーツボランティアといったスポーツを「支える(育てる)人」に着目し、人々が生涯にわたってスポーツに親しむことができる環境をハード(施設等)、ソフト(プログラム・指導者等)の両面から整備する。」と、まさにプロスポーツを後押しして頂ける内容になっているのですが、基本法ではこれらの点が読みとり辛く、早期に具現化するための整備計画を策定して頂きたいと思います。
toto、国体見直しも=「スポーツ庁」設置へ-3月に国会提出・スポーツ基本法案←これは過去の記事です。
第一七一回 衆第五二号 スポーツ基本法案←法案全文
インサイド:スポーツ基本法制定へ 半世紀ぶりの全面改正/1(毎日新聞)
インサイド:スポーツ基本法制定へ 半世紀ぶりの全面改正/2(毎日新聞)
インサイド:スポーツ基本法制定へ 半世紀ぶりの全面改正/3(毎日新聞)
インサイド:スポーツ基本法制定へ 半世紀ぶりの全面改正/4(毎日新聞)
インサイド:スポーツ基本法制定へ 半世紀ぶりの全面改正/5止(毎日新聞)
時評・点描:ご存じ?スポーツ基本法=玉木正之(毎日新聞)
社説:スポーツ基本法 環境整備が国の務めだ(毎日新聞)
遠藤衆院議員「多くの意見反映した」、奥村衆院議員「ようやく提出できた」 談話集(産経新聞)
「カネ」の法的な裏付けに…責任背負うスポーツ界(産経新聞)
スポーツ界からは歓迎の声 五輪招致にも追い風(産経新聞)
JOC竹田会長「心強く思う」と期待(産経新聞)
超党派で国会に提出 今国会で成立へ(産経新聞)
第9部(1)スポーツ界の悲願 超党派でスポーツ基本法案国会に(産経新聞)
スポーツ権を明記 底辺拡大にも重点 ~スポーツ基本法~(スポーツコミュニケーションズ)
友近聡朗「国会ピッチレポート」(第4金曜更新) : 第44回 スポーツ基本法、いよいよ成立へ(スポーツコミュニケーションズ)
祝!ガイナーレ鳥取昇格: Jリーグは地域1番コンテンツ!更新版(2010.11.29)
ガイナーレ鳥取さん、Jリーグ昇格おめでとうございます。都道府県名を冠したクラブが増えましたので、2010年1月に一度行いました、「Jリーグクラブ名に含まれる地名をキーワードとして、グーグルとヤフーで検索をかけた結果、Jリーグクラブのサイトが何番目に表示されるか」を再度試しました。
引き続き、Jリーグチームが地域名を冠したブランドとして定着していることがわかります。近年J2に昇格したクラブは少しずつ順位を上げているようで、鳥取も期待できると思います。また、今後Jリーグ昇格の可能性がある準加盟チームも追加しました。適宜変化があれば更新していきたいと思います。
なお、ヤフーがグーグルの検索エンジンに切り替えるという報道がありましたが、以下のように両エンジンの結果はかなり似通ったものになっており、報道通り、切替えは進んでいるものと思われます。ちなみに[愛媛FC]で検索した場合の当、愛媛FCサポート連絡会のサイトのランクも、以前はヤフーにおいて相当に低かったのですが(30位以下)、皆さんのアクセスのおかげで現在はほぼ10位以内に定着しているようです。
2010-J2 グーグル/ヤフー [含まれる地名] 備考
柏 1/1 [市名]
甲府 1/2 [市名]
大分 1/2 [県・市名]
草津 2/2 [町名]
水戸 3/1 [市名]
鳥栖 3/1 [市名]
徳島 3/6 [県・市名]
栃木 4/3 [県・市名]
愛媛 4/4 [県名] 愛媛マンダリンパイレーツ:42/41
岡山 4/5 [県・市名]
札幌 4/5 [市名] 北海道日本ハムファイターズは[北海道]で:105/82
千葉 4/15 [県・市名] 千葉ロッテ:15/15
富山 5/6 [県・市名]
岐阜 5/6 [県・市名]
北九州 7/4 [市名]
熊本 7/6 [県・市名]
鳥取 8/7 [県・市名]
福岡 8/8 [県・市名] 福岡ソフトバンクホークス:25/26
横浜FC 1/10 [市名] 横浜ベイスターズ:1/1
東京V 35/37 [都名]
参考:準加盟 グーグル/ヤフー [含まれる地名] 備考
町田 1/1 [市名]
長崎 3/12 [県・市名]
相模原 4/5 [市名]
松本 15/14 [市名]
2010-J1 グーグル/ヤフー [含まれる地名] 備考
浦和 1/1 [(旧)市名] 埼玉西武ライオンズは検索語[埼玉]で46/44
大宮 1/1 [(旧)市名]
清水 1/1 [(旧)市名]
磐田 1/1 [県・市名]
湘南 1/2 [地域名]
仙台 1/4 [市名] ゴールデンイーグルスは検索語[東北]で12/12
鹿島 1/2 [市名](鹿嶋市)
山形 1/3 [県・市名]
新潟 1/5 [県・市名]
川崎 2/2 [市名]
神戸 2/3 [市名]
広島 2/2 [県・市名] 広島東洋カープ:1/1
C大阪 4/28 [府・市名]
名古屋 6/5 [市名]
横浜M 8/9 [市名] 横浜ベイスターズ:1/1
京都 15/15 [府・市名]
F東京 13/14 [都名] スワローズ:50/49、ジャイアンツ101位以下
G大阪 64/64 [府・市名]
以下はこの検索結果ランキングに対する所見です。
- Google、Yahooなど検索エンジン各社は自社サイトからの訪問者数も考慮に入れて検索順位をつけるようになっています。このことから、両サイトから県名・地域名で検索し、ホームページを訪問する人数が多いことが見て取れます。
- 市の名前をキーワードとして検索最上位になるのは当然としても、県の名前をキーワードとしても最上位にランクされるクラブが多数。とくに地方の県でJリーグ加盟後、ある程度の年月を経過すると企業サイトではほぼトップにランクされる模様。それ以上にランクされるのは県庁など公的なサイトやニュースの検索結果などのみ。
- これはサッカークラブは主にホームタウン名で記憶され、呼称されていることの証。一方大都市にあるプロ野球球団は主にいまだ企業名やチーム名で呼称されている。Jリーグが目指す、企業色を排除し、地域密着としていることの成果のはず。
ホームタウン外でもJクラブの存在によって、その地域名の認知度が上がっている可能性が高い。 - またその地域の放送局、新聞、銀行などよりもランクが高いことから、サッカークラブファンのITリテラシーは一般的に高く、 ウェブサイト(おそらく携帯情報サイトも)へのアクセス頻度 は非常に高いはず。これには特にJ2では新聞、テレビ等に情報が流れにくいことが影響しているのではと思われる。
- 地方名で検索上位にランクされる私企業サイトが少ないなか、その地域で集客したい広告主にとってJクラブのサイトは価値ある広告媒体のはず。看板などの大口スポンサーのバナーを掲出するだけでなく、小口のスポンサーバナーを回転して掲出するといった方策も考えられるのでは。現に愛媛FCと検索順位の首位を争う愛媛県庁のサイトの最下段には伊予銀と積水ハウスの広告バナーが 置かれている。いかがでしょう、広告代理店各社さん。
- G大阪および東京Vは有力サイトが多い大都市とはいえ、他のクラブに比べても低すぎるようです。サイトの構成や内容になんらかサーチエンジンに不向きなところがあるのかもしれません。
【金子達仁氏コラム『W杯躍進でJ途中流出加速する皮肉』】に対する意見(10.07.16)
金子氏のコラムには常々、共感できない点が多いのですが、W杯の予想が外れたためか更に議論がねじれてきたと思われる
『W杯躍進でJ途中流出加速する皮肉』【金子達仁】2010年07月16日
にはどうしても見逃したくない点がありますのでここで意見を残しておきたいと思います。
【金子氏】: 「W杯代表チームが惨敗するようなことがあれば...それでも問題ないと私は考えていた」
まず以下の二つのコメントと比較していただきたいと思います。
【松井大輔】: 「..ここでダメなら、サッカーで仕事をしている人はメシが食えなくなる、と言う思いは共有していたと思うし..メディアの方とは、だんだん一体感が出てきた..」
【エルゴラ0614号表紙 本誌 川端暁彦】: 「..協会をこらしめるために負けたほうがいい」などというのはファンタジーの世界のロジックである。日本サッカーの興廃はこの一戦に懸っている。負けの先にあるのはさらなる負けだ。代表選手たちの奮戦を信じ、吉報を待ちたい。
【当会の意見】: 運もあったと思いますが、今回の結果は明らかに後者の強い気持ちを持った人たちが生みだしてくれたものと思います。潔くない金子氏の議論は日本代表惨敗予想を引きずってさらに続きます。
【金子氏】: 「..週末ごとの試合、自分たちの愛するチームの戦いぶりに一喜一憂する人たちの数は、間違いなく以前より増えている。長野県では、JFLに昇格した松本山雅を支援する地元銀行に、今年だけで100億円を超える預金が集まった。」
【当会の意見】: 前段の認識(「以前より増えている」)について議論すると今回W杯でサッカーに興味を持ってくれた方々に過去数年のサッカー界の状況についてネガティブなイメージを与えかねないので控えます。後段の「預金の話」でコア層が増えていることの象徴とするのは無理があると思います。こうした「チーム協力預金」は野球チームも含め過去にいくつも事例がありますが、多くのケースで予定満額を集めているようです。同じ定期預金を組むなら少しでも金利のいい方に流れるのは当然のお話です。クラブに還元される部分を考えて預金した方々もいらっしゃると思いますが、これは金融機関とのスポンサーシップの一つの形態でもあり、預金元本の100億円という目立つ金額を引き合いに出して「コア層は大丈夫」と論じるのは誤解を招きかねません。(この預金で直接クラブに入るのは上限200万円でした。)
なお、本件に関し、実際にJFLとして前例のないくらいな水準の観客数を集めている松本山雅さんの盛り上がりに対して水を差す意図は全くないことをご理解ください。JFLに上がって間もない松本山雅さんの活況は、同様にJFLから数えて歴史の浅いファジアーノ岡山さんの盛り上がりとともに日本サッカー界として注目され、参考にされるべきものと思います。
【金子氏】: 「日本代表の惨敗は、いわゆる浮遊層を遠ざける結果になるかもしれない。けれども、核は揺らがない」
【当会の意見】: もし日本代表が惨敗していたら、日本の核は揺らぎかねなかったと思います。コア層の多くは熱く応援しているJリーグが世界につながっていることを信じています。2007/08年のACLの盛り上がりはこの繋がりを実感できたことが大きかったと思います。もし2006年に続き、日本代表、すなわちJリーグの代表、が世界では全く通用しないことを思い知らされていたとしたら、自分達の拠り所に疑念が生じたはずです。2006年以降、サッカー界が苦戦を続けたのはこの疑念からくるダメージが大きかったのではないでしょうか。プロ野球に比べ、スタジアムの立地・アクセスが厳しいJリーグでは、初回観戦のきっかけが「知人・友人に誘われた」ケースが多いことが知られていますが、自分達が信じ切れないJリーグに積極的に友人・知人を誘い辛かったという背景もあったのではないでしょうか。2010代表チームは我々の日本サッカーに対する誇りを取り戻してくれました。今、明らかに、多くのJリーグサポーターが積極的に周囲の未体験層・ライト層を誘ってスタジアムへ行こうとしていると思います。
【金子氏】: 決勝トーナメント進出を果たしたことで、再開してしばらくの間、Jリーグにはかなりの浮遊層が群がることだろう。悪いことではない。いまはコアな存在になったファンの多くも、かつては浮遊層だった。
【当会の意見】: 「浮遊層」という言葉自体に不快感を覚えますので観戦未体験層とかライト層と呼びたいと思いますが、これらの層をスタジアムに誘導するのに、クラブも、サポーターもどれくらい苦労してきたかわかっていれば「悪いことではない」などというフレーズは間違っても使えないと思います。またこれらの層が今回「群がることだろう」という言葉も決定的に配慮を欠いています。少しでもサッカーに興味を持ってくれた方々はJリーグにとってとても大切な潜在顧客であり、これらの層がいかにも意志を持たない、一時の流行にながされる人たちであるかような間違った印象をあたえる「群がる」という表現は少なくともサッカー界に関わる人間が使うべきではないと思います。またこれらの層がたくさん観戦に来てくれると見るのは早計かもしれず、それはこれから既存のサポーターがどれだけ周囲に目を配り、興味がありそうな人たちを誘えるか、すなわちサポーターによる口コミ営業に懸っているものと思います。これらの文章はイエローカード2枚で退場に値すると思います。
【金子氏】: 「日本選手の海外流出は、加速する。ファンは愛するチームがシーズン途中に戦力ダウンしていく様を見せつけられることになる。核が、ダメージを受ける」
【当会の意見】: コア層にとってサポートしていた選手の海外移籍は、もちろん寂しさもあるでしょうが、一方では大きな誇りだと思います。自分が見込んだ選手がメジャーになっていくことに喜びも感じるでしょう。日本のサッカーと世界のサッカーとの繋がりを感じることでしょう。お気に入りの選手にいわば魂を売られ、国内のライバルクラブに移籍されるほうがよほどダメージは大きいと思います。また2~3人程度の移籍でヘコタレテたら、毎年主力のレンタル選手が活躍した程に戻ってしまったり、ブレイクした生え抜き選手がビッグクラブに引き抜かれたりしてしまう下位クラブのコアサポは到底務まりません。(一方で、移動距離の問題から日本代表として海外組と国内組の融合が難しくなるという問題のほうがよほど大きいと思います。これは近隣に強豪国が数少ない極東アジア特有の問題です。スポンサーの問題もあるでしょうが、イングランド戦のように海外での巧みなマッチメイクが必要となるのではないでしょうか。余談ですが、ジェラード、ランパード、ルーニーなどと日本代表のマッチアップは95年ウェンブリー以来、心躍りました。今後も時間帯さえよければ主力選手を揃えてくれるビッグネームとの対戦は親善試合でも高い視聴率が期待でき、スポンサー各社さんにとってもメリットがあるのではと思います。)
金子氏はこの後、議論を「シーズン中に海外移籍が起こる」ことから秋冬制の議論につなげたいようですが、欧州の移籍期間(ウィンドウ)は1月にも開きますので日本が秋冬制の場合、シーズン最中の移籍もありえるわけで、秋冬制の根拠として決定的とは思えません。なお秋冬制については賛否両論あるようで、南の地域のクラブのサポーターがここで軽率に論じることは避けます。
以上、拙文で恐縮ですが、ちょっと我慢ならなかったもので記させていただきました。ご意見ありましたら当会のツイッターアカウント @efck へお寄せ下さい。
なぜアウェイで頑張るの?(10.05.30)
なぜアウェイの地で、そんなに熱心に来場勧奨を行うの?と不思議がられるご質問を時々いただきます。実際これまでお世話になった対戦相手のチームのご担当者からもご質問を受けたことがあります。我々が首都圏や近畿圏などで活動する背景には以下のような理由があります。
1.我が国における三大都市圏への過度の人口集中 ⇒ 多数の地方ゆかりの人が存在
(一説には愛媛ゆかりの人々が関東圏に18~19万人在住・在勤)
- これは各都市の機能分化が進んでいる欧州などにはあまり見られない状況
- その中には望郷心、故郷に対して何かしたいという想いを持つ人も多数
地域密着Jクラブはこれらの想いを揺り動かし、目覚めさせる可能性を持つもの
これら都市圏に住む地方ゆかりの人達がJクラブを核につながり・ネットワークを構築できる
Eメール、ブログ、ツイッターを活用することで、こういった人的ネットワークを比較的容易に構築できる
- 都市圏では電鉄での移動が楽で、広域から来場が可能。(愛媛県内での移動よりも楽)
- サッカー日本代表や居住地のJリーグチームなどに触れていていることも多く、観るサッカーに馴染みがある
2.上記のように各地方クラブにとっては第2ホームタウンともいえる市場がある
- チケット売上はホームクラブの収入になるが、グッズ売上げはアウェイクラブにも寄与
- 多くの来場者が何もチームカラーのものを持たないため大半がシャツ、マフラーなどを購入
- 来場者がホームゲームを見たくなりスカパーを契約する可能性。「ホームはスカパーで!」
(スカパーさんはホーム側に加えアウェイ側でもキャンペーンはるべきと思います)
- 地元出身者が創業し首都圏や近畿圏で成功している企業がスポンサーになるきっかけとなる可能性
3.クラブを支援している自治体にとって、地方の物産・観光をアピールする大きなチャンス
- これが大都市にしかチームがないプロ野球との一番大きな違い
Jクラブの存在により全国区になった地方も多数(Jリーグファンはどっちの草津か間違えない)
結果だけとは言えJ2愛媛の名は毎週新聞紙上に掲載される。天皇杯で勝ち進めば
一気に全国区。(2007天皇杯ではNHK総合7pmのニュースで「みかん」マスコットが大写し)
少なくとも今回、千葉の2万人近い来場者には愛媛=オレンジ=みかんが刷り込まれる。
(首都圏でCM流したらいくらかかることか!)・・・各自治体はもっとJクラブを利用すべき!
- 首都圏のスタジアムでアウェー側自治体(たとえば愛媛FC@フクアリ)に物産展や観光情報
発信をやってもらえると、Jリーグのブランド力、マーケットの広さ、特にJ1クラスのスタジアム
における熱気、ひいては良いスタジアムの必要性などを自治体関係者に感じ取ってもらえ、
自治体によるクラブへのサポートが強化される可能性!
4.三大都市圏のクラブに地方クラブとやるメリットを...
首都圏のクラブにとっては、地方クラブとの対戦は来場が少ないし…と思われないために
少しでもアウェイ側来場者数を集めるとともに、ホーム来場者にもプラスアルファの楽しみを!
うまく表現しきれていないとこともありますが、Jクラブは地方をいろんな面で元気にする力を秘めていると考えています。
【追記】11月23日東京ヴェルディ戦@味スタで大々的な愛媛PR!(10.11.24)
11月23日、東京ヴェルディ戦において、ヴェルディさんのご理解・ご協力のもと、来場者にもれなく愛媛ミカンが配布されたり、ピッチ上でミカン大使・ミカン王子から両クラブに愛媛ミカンの贈呈式があるなど、『愛媛産には、愛がある!』が最大限PRされました。会場にいらした愛媛県の農水産・ブランド推進の方から伺ったところ「こんな機会を頂け大変有難い。是非今後も」といったようなお話でした。我々がなぜアウェイで活動するのか、とりわけ首都圏で対戦できる意義を再確認できました。ご参考までに実際に愛媛産に触れた方々の書き込みを以下に抜粋させていただきます。
@FC_takachiho 先週の東京ヴェルディvs愛媛FCの試合前に貰ったみかんを今さらながらいただく。美味い。果汁出てる、果汁!
@halmovefc 昨日味スタの入場ゲートで一平くんにもらった愛媛県産のみかんを今更ながら食べました!!美味しかった!!!!またみかん食べたいなあ~。愛媛県産のみかん!! 1,290,608,228,000.00 webから
@smbrtky 火曜の愛媛戦で貰ったみかんがとてもおいしかったので、来年のホーム愛媛戦もこのくらいの時期にお願いしたい。でも19時半試合開始は勘弁な! #verdy #ehimefc
@jam3013 今日の試合が全く面白くなかったのが残念。しかし、愛媛がこんなに良いチームだとは知りませんでした。みかん美味しかったです。どうもありがとうございました。#verdy
@150_0001_02 日付かわって昨日はみかんごちそうさまでした、おいしかったです!担架芸も生で見れましたし^ ^ エールの交換等々色々とありがとうございました。関係各位様に宜しくお伝えくださいませ。 #ehimefc #verdy
@5noji 入口で配っていた愛媛みかんが美味しゅうございました。 #verdy
@hitomi5310 @efck 味スタに行っていた他サポです。おいしい愛媛ミカンをありがとうございました!去年、今年と愛媛に行けなかったので、来年は是非行きたいです。
@marumixing @efck 昨日はありがとうございました。能田先生や一平くん、伊予柑太くんによろしくお伝えください。お土産に「ゆずすてぃっく」「れもんりんぐ」など購入させていただきました。おいしすぎ!今度せとうち旬彩館に買いに行きますね。 @mochinekocha アンテナショップあったのか!今度行くわ~ RT @efck: なお、伊予柑太と一平くん、昨日、初めての東京で、はしゃぎすぎたため本日は完全休養とのことで、新橋せとうち旬彩館の訪問は見送りになりそうです。 #ehimefc #j_toku
@EpsonDevice_JP: 昨日、当社も関ったJリーグ日野市サンクスマッチ”東京ヴェルディvs愛媛FC”が行われましたが・・・会場で配布された愛媛県産みかんがとても美味しかったです。[くおーつ]
@furafura_hinata: そんな中私は味スタで声出し応援。相手の愛媛FCとのコラボということで、愛媛のみかんが来場者に配られたのですが、すっごく味が濃くて美味しい!さすが愛媛のみかんですなー。これからの冬、みかんの季節。手が黄色くなるまで食べたいなぁ…
@somei38: 入場の際に頂いたみかんを土産に持ち帰りましたところ、かみさんが「このみかんはすごい!」と喜んで食べておりました。美味しいみかんをありがとうございました。 #ehimefc #verdy
「スカパー!twitstadium」ツイート数からみるJリーグとWカップの視聴者数の違い(10.06.14)
ツイッターでもご紹介しましたサッカー専用対戦シミュレーター「スカパー!twitstadium」は各クラブ名称やハッシュタグを含むつぶやきの件数を当月分集計してその総数を競うものです。ツイッター利用率がわかりませんので絶対数には意味はありませんが、クラブ間、リーグ間、またWカップ(ナショナルチーム)との間での相対比較には使えると思います。(E組まで1試合行われた段階での集計)。更に詳細に分析すれば、Jリーグは観ないもののWカップは観ている層などの様子がぼんやりわかるかもしれません。(注:なお横浜Fマリノスと東京ヴェルディはツイスタの集計が正しくなされていないように思われます。)
J1クラブ | J2クラブ | ||
清水 | 2,150 | 千葉 | 815 |
浦和 | 1,250 | C大阪 | 710 |
FC東京 | 988 | 柏 | 602 |
仙台 | 911 | 愛媛 | 484 |
名古屋 | 666 | 福岡 | 474 |
川崎 | 628 | 栃木 | 337 |
新潟 | 482 | 熊本 | 315 |
湘南 | 462 | 大分 | 303 |
山形 | 408 | 甲府 | 301 |
磐田 | 398 | 水戸 | 245 |
鹿島 | 363 | 岐阜 | 224 |
C大阪 | 316 | 富山 | 177 |
神戸 | 272 | 横浜FC | 151 |
大宮 | 238 | 北九州 | 139 |
広島 | 237 | 鳥栖 | 123 |
京都 | 234 | 徳島 | 89 |
G大阪 | 181 | 岡山 | 69 |
横浜FM | 38 | 草津 | 66 |
東京V | 17 |
Wカップ | ||
A | 南アフリカ | 2,911 |
メキシコ | 1,377 | |
ウルグアイ | 560 | |
フランス | 917 | |
B | アルゼンチン | 4,310 |
ナイジェリア | 874 | |
韓国 | 3,495 | |
ギリシャ | 1,300 | |
C | イングランド | 1,626 |
アメリカ | 145 | |
アルジェリア | 251 | |
スロベニア | 351 | |
D | ドイツ | 757 |
オーストラリア | 111 | |
セルビア | 822 | |
ガーナ | 405 | |
E | オランダ | 4,791 |
デンマーク | 1,805 | |
日本 | 12,452 | |
カメルーン | 793 |
ツイッターユーザー数からみるクラブ間格差(10.05.10)
ツイッター上での各クラブの取り上げられかたを見る指標として各ツイッターアカウントの自己紹介に各クラブの名称が含まれている人を数え、J1・J2の別に多い順から並べてみたものが以下の表になります。もちろん、ツイッター自体がまだ比較的新しいもので、ユーザー数は増加途上にあることから、絶対的な市場規模を現す指標にはなりえませんが、他のクラブ、他のスポーツ等と比較することで、ある程度、Jリーグおよび各クラブの位置、おかれた状態が見えるように思います。
単純に来場者数との比較で考えると、下位チームを応援しているツイッターアカウント数はもっと多くていいはずです。これはクラブが公式アカウントやマスコットの公式アカウントで情報を発信しているかどうかにも影響されているかもしれませんが、オンライン上にいる我々はもっと仲間を増やす努力を行うべきかもしれません。
プロファイル(自己紹介)に含まれるクラブ名称 | 総人数 | |
J1クラブ | ||
1 | 浦和レッズ/浦和レッドダイヤモンズ | 912 |
2 | FC東京 | 830 |
3 | ガンバ大阪 | 458 |
4 | 鹿島アントラーズ | 421 |
5 | 川崎フロンターレ | 403 |
6 | 名古屋グランパス/名古屋グランパスエイト | 358 |
7 | 横浜マリノス/横浜Fマリノス/横浜F・マリノス | 346 |
8 | 清水エスパルス | 341 |
9 | ベガルタ仙台 | 271 |
10 | ジュビロ磐田 | 192 |
11 | セレッソ大阪 | 185 |
12 | 京都サンガ | 150 |
13 | サンフレッチェ広島 | 124 |
14 | アルビレックス新潟 | 122 |
15 | ヴィッセル神戸 | 106 |
16 | 湘南ベルマーレ | 102 |
17 | モンテディオ山形 | 87 |
18 | 大宮アルディージャ | 52 |
J2クラブ | ||
1 | ジェフユナイテッド千葉/ジェフ千葉 | 321 |
2 | コンサドーレ札幌 | 207 |
3 | 柏レイソル | 179 |
4 | アビスパ福岡 | 127 |
5 | 大分トリニータ | 88 |
6 | 東京ヴェルディ | 79 |
7 | 横浜FC | 79 |
8 | ヴァンフォーレ甲府 | 66 |
9 | サガン鳥栖 | 65 |
10 | ザスパ草津 | 59 |
11 | FC岐阜 | 59 |
12 | ロアッソ熊本 | 54 |
13 | ファジアーノ岡山 | 53 |
14 | 栃木SC | 48 |
15 | カターレ富山 | 40 |
16 | 徳島ヴォルティス | 39 |
17 | 愛媛FC | 34 |
18 | 水戸ホーリーホック | 31 |
19 | ギラヴァンツ北九州 | 28 |
以下比較参照用です。
海外リーグ隆盛のなか、またチャンピオンズリーグや各国主要リーグが佳境にあるなかで、Jリーグ各クラブのアカウント数は悪くないと思います。またプロ野球との比較についても同様です。Jリーグファンは情報をウェッブや携帯サイトに求めるため一般的にITリテラシーが高いと思われますが、その傾向が表れているのかもしれません。(この傾向はスカパーのツイスタでも浦和のほうがバルサよりも多いことなどで確認できます。)
プロファイル(自己紹介)に含まれる名称 | 総人数 | |
各国トップリーグおよびプロ野球 | ||
リーガ | バルセロナ/バルサ | 451 |
リーガ | レアル/レアル(・)マドリー | 57 |
英 | アーセナル | 309 |
英 | リバプール | 146 |
英 | チェルシー | 131 |
英 | マンU/マンチェスター(・)ユナイテッド | 82 |
伊 | ミラン/ACミラン | 151 |
伊 | インテル/インテルミラノ | 119 |
独 | バイエルン | 36 |
仏 | グルノーブル | 3 |
CL | 中日/ドラゴンズ | 1,525 |
CL | 巨人/ジャイアンツ | 1,267 |
CL | 阪神/タイガース | 1,133 |
CL | ヤクルト/スワローズ | 687 |
PL | 西武/ライオンズ | 730 |
PL | 日本ハム/ファイターズ | 449 |
なお、この集計にはTwitter プロファイル検索
http://tps.lefthandle.net/
を利用させていただきました。
この検索では複合キーワードの検索結果が名称により異なることがあり、わかる範囲で補正をしています。(たとえば「ベルマーレ」で検索すると「湘南ベルマーレ」も含まれますが、「ガンバ」の検索結果に「ガンバ大阪」は含まれないようです。)また英字によるチーム名の登録は件数が少ないため除外していますのと、「千葉」、「楽天」 といったチーム名以外として登録されていることが多い固有名詞についても除外しています。これらの要因から件数が必ずしも正確でない可能性がありますことをご留意ください。
なお、本来、各クラブの情報を求めている人の数は公式アカウントや公式マスコットアカウントのフォロワーの数に現れると思いますが、まだ公式アカウントを運用しているクラブが少ないこと(特にマスコットについては公式か非公式か判断がつかないこともあり)から、もう少し時間をおいて検証してみたいと思います。現時点ではプロ野球の公式アカウントの上位で4~5,000フォロワー、Jリーグの上位では3,000程度のフォロワーとなっているようです。
ご当地調査-クラブチームへの愛着(10.04.25)
リクルートのじゃらんリサーチセンターが行った地元への愛情の調査で、
http://jrc.jalan.net/jrc/files/research/gotouti_zenkoku_20100330.pdf
野球球団・サッカーチームなどクラブチームに愛着を感じるとした回答のランキングは以下のようになっています。
1.宮城県 42.6% PL J1
2.広島県 33.0% CL J1
3.福岡県 25.0% PL J2/J2
4.兵庫県 24.8% CL J1
5.北海道 24.2% PL J2
6.茨城県 21.2% J1/J2
7.静岡県 20.8% J1/J1
8.大分県 17.6% J2
9.新潟県 17.0% J1
10.埼玉県 15.0% PL J1/J1
神奈川県15.0% CL J1/J1/J2
大阪府 15.0% PL J1/J1
もちろんプロ野球球団のある都道府県が高いランクになっていますが、Jリーグしかない県も高いランクになっており、地元への愛着度合いにJリーグクラブが貢献していることが伺えます。10位より下は公表されていないため愛媛FCの貢献度合いは分かりませんが、愛媛FCが浸透していくことで、愛着度が上がっていくことが期待できる調査結果だと思います。
なお、中四国の調査結果の集計は以下のようになっており、
http://jrc.jalan.net/jrc/files/research/gotouti_tyuusikoku_20100330.pdf
中四国で最も、「地元愛」が強いのは愛媛県民、という結果がでています。このことは4月9日付の朝日新聞に詳しく掲載されています。中四国で全国トップ20位に入ったのは愛媛(16位)と広島(20位)だけです。気候・温泉・ミカンに愛着を感じているとの回答が多いようですが、ここに愛媛FCが加わって欲しいものです。県民性のイメージとしては「のんびりしている方だ」という回答が大半を占めているようですが、こと愛媛FCに関しては高知のように「情熱的な方だ」でありたいものです。
ケンミン投票 あなたの好きなプロスポーツは? 野球 or サッカー(10.04.22)
TBSの「秘密のケンミンSHOW!」のホームページで都道府県を指定して「あなたの好きなプロスポーツは? 野球orサッカー」というオンライン投票が行われていました。放送は4月22日(木)でしたが結果が消えないうちにと思い4月20日(水)夜に県ごとの投票結果を拾ってサッカーの%の多い順にならべてみました。またプロ野球、Jリーグのチームの有無も併記しています。「好きなスポーツ」ではなく「好きなプロスポーツ」というところがこの設問のミソです。
http://www.ytv.co.jp/kenmin_show/enquate/vote_pc.php
もともとサッカーファン(特にJ2ファン)はウェッブサイトや携帯サイトで情報を得る必要があることから全般的にITリテラシーが高いと思われ、こういったオンライン投票はやや高めの数値が出がちですが(全国で野球3:サッカー7というのはW杯イヤーであること、欧州サッカーファンも含まれることを考慮しても少し高すぎる数値かと思います)、それにしても勇気づけられる結果です。愛媛県はJリーグ所在地としては中位ですがそれでも野球王国でこの数値はうれしいものです。今後県民の民意を示す指標として参照したいものです。本放送でどのように評されるかにも注目しましょう。木曜日に最終結果を取得して更新するようにします。
都道府県 野球 サッカー プロ野球 Jリーグ
全国 28.2% 71.8%
岡山県 3.8% 96.2% J2
福井県 4.3% 95.7%
鳥取県 6.3% 93.7%
兵庫県 6.4% 93.6% CL J1
宮城県 10.8% 89.2% PL J1
埼玉県 11.8% 88.2% PL J1/J1
大分県 12.2% 87.8% J1
大阪府 12.4% 87.6% PL J1/J1
長崎県 13.6% 86.4%
鹿児島県 15.0% 85.0%
新潟県 21.9% 78.1% J1
山梨県 21.9% 78.1% J2
徳島県 24.7% 75.3% J2
岐阜県 25.1% 74.9% J2
千葉県 25.5% 74.5% PL J2/J2
熊本県 25.5% 74.5% J2
北海道 29.7% 70.3% PL J2
京都府 32.2% 67.8% J1
茨城県 32.8% 67.2% J1/J2
香川県 35.3% 64.7%
滋賀県 36.3% 63.7%
群馬県 36.8% 63.2% J2
佐賀県 37.5% 62.5% J2
愛媛県 39.7% 60.3% J2
山形県 40.0% 60.0% J1
長野県 40.9% 59.1%
岩手県 41.2% 58.8%
静岡県 41.8% 58.2% J1/J1
福島県 42.6% 57.4%
東京都 43.8% 56.2% CL/CL J1/J2
秋田県 43.9% 56.1%
沖縄県 44.6% 55.4%
島根県 44.9% 55.1%
石川県 45.8% 54.2%
青森県 46.4% 53.6%
宮崎県 46.9% 53.1%
三重県 47.1% 52.9%
愛知県 47.7% 52.3% CL J1
栃木県 47.8% 52.2% J2
広島県 48.4% 51.6% CL J1
奈良県 48.5% 51.5%
神奈川県 48.7% 51.3% CL J1/J1/J1/J2
富山県 49.1% 50.9% J2
和歌山県 49.1% 50.9%
高知県 49.3% 50.7%
山口県 49.4% 50.6%
福岡県 49.7% 50.3% PL J2/J2
都道府県数 10 27
チーム数 12 37
Jリーグは地域1番コンテンツ!(2010.01.15)
以下はJリーグクラブ名に含まれる地名をキーワードとして、グーグルとヤフーで検索をかけた結果、Jリーグクラブのサイトが何番目に表示されるかを試した結果(2010年1月現在)です。
この結果をみると、Jリーグチームが地域のブランドとしての顔を持つことがわかります。
2009-J2 グーグル ヤフー 備 考
水戸 1 1
鳥栖 1 1
湘南 1 2
甲府 1 2
愛媛 2 3 愛媛マンダリンパイレーツ:36位
草津 2 5
徳島 3 3
岐阜 3 6
栃木 4 2
岡山 5 11
仙台 6 5 ゴールデンイーグルスは[東北]で7位
札幌 6 7
福岡 6 9 福岡ソフトバンクホークス:29位
富山 7 16
熊本 8 7
横浜FC 9 9 横浜ベイスターズ:11位
C大阪 35 62
東京V 101位以下
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浦和 1 1
大宮 1 1
柏 1 1
川崎 1 1
清水 1 1
磐田 1 1
鹿島 2 2
大分 2 6
新潟 2 8
山形 3 3
神戸 4 7
千葉 4 20 千葉ロッテ:15位
広島 6 7 広島東洋カープ:2位
名古屋 6 14
横浜M 12 101以下 横浜ベイスターズ:11位
京都 13 24
F東京 15 20 スワローズ:58位、ジャイアンツ101位以下
G大阪 41 83
以下はこの検索結果ランキングに対する所見です。
- Google、Yahooなど検索エンジン各社は自社サイトからの訪問者数も考慮に入れて検索順位をつけるようになっています。このことから、両サイトから県名・地域名で検索し、ホームページを訪問する人数が多いことが見て取れます。
- 市の名前をキーワードとして検索最上位になるのは当然としても、県の名前をキーワードとしても最上位にランクされるクラブが多数。とくに地方の県でJリーグ加盟後、ある程度の年月を経過すると企業サイトではほぼトップにランクされる模様。それ以上にランクされるのは県庁など公的なサイトのみ。
- これはサッカークラブは主にホームタウン名で記憶され、呼称されていることの証。一方大都市にあるプロ野球球団は主にいまだ企業名やチーム名で呼称されている。Jリーグが目指す、企業色を抑え、地域密着としていることの成果のはず。
ホームタウン外でもJクラブの存在によって、その地域名の認知度が上がっている可能性が高い。 - またその地域の放送局、新聞、銀行などよりもランクが高いことから、サッカークラブファンのITリテラシーは一般的に高く、 ウェブサイト(おそらく携帯情報サイトも)へのアクセス頻度 は非常に高いはず。これには特にJ2では新聞、テレビ等に情報が流れにくいことが影響しているのではと思われる。
- 地方名で検索上位にランクされる私企業サイトが少ないなか、その地域で集客したい広告主にとってJクラブのサイトは価値ある広告媒体のはず。看板などの大口スポンサーのバナーを掲出するだけでなく、小口のスポンサーバナーを回転して掲出するといった方策も考えられるのでは。現に愛媛FCと検索順位の首位を争う愛媛県庁のサイトの最下段には伊予銀と積水ハウスの広告バナーが 置かれている。いかがでしょう、広告代理店各社さん。