【J特】 東京ヴェルディ存続嘆願署名受付け@ニンスタ 結果ご報告

私たち、愛媛FCサポーター有志一同は東京ヴェルディの置かれている状況が心配になり、
東京ヴェルディ存続嘆願署名サイト
の趣旨に沿い、関係各位のご了解のもと、さる8月1日愛媛FC vs サガン鳥栖戦当日、ニンジニアスタジアムにおいてこの署名の受け付けを行いました。
ご来場の皆さんの温かいご協力のおかげをもちまして、
署名合計 1,164人分(127枚)
をお預かりしましたので上記サイトでご指定の宛先に確実な方法でお届けいたします。(記事末尾に署名された用紙の写真を添付しています。)
特に、遠路お越しの上、たくさんのご協力をいただきました鳥栖のサポーターさんに感謝いたします。

このニンスタでの受け付けに先立ち、愛媛FCサポーターグループの有志の人達が全国社会人サッカー選手権大会の四国大会が行われた徳島市の球技場で(関係各位の事前許可のもと)署名受け付けをを行い、別に90人分をお預かりしています。

また、「1日にニンスタに行けなかったけど集めたので」とか「持って帰って集めようわい」という方々がたくさんいらっしゃいますので、お送りいただく手間や費用をかけないため、8月一杯、愛媛フットサルパーク松山三越さんのクラブハウスでお預かりいただくようにしました。お預かりする際、人数・枚数を確認、封筒に封緘、厳重に保管の上、愛媛サポートクラブが責任を持って8月末にとりまとめ、ご指定の場所にお届けします。この記事をお読みの方でご協力いただける方は、是非 こちら から署名用紙をダウンロード・印刷してご署名いただき、8月末までに 愛媛フットサルパーク松山三越 までお持ち下さい。また上記サイトにはオンライン署名の仕方も掲載されています。

この活動の背景には東京ヴェルディのような伝統あるビッグネームがJリーグからなくなることはリーグ全体にとっても大変な損失になるという想いがあります。こうしたクラブとの対戦がなくなることは愛媛FCにとっても大きなマイナスになるでしょう。首都圏(アウェイ)での対戦がなくなることは愛媛FCを全国区でアピールする貴重な機会が減少してしまうことにもなります。(首都圏での対戦の意味合いについては参考記事:「なぜアウェイで頑張るの?」をご参照ください) また東京ヴェルディは愛媛FCのJリーグ昇格が暗礁に乗り上げかけた2005年秋、チェアアマンあて嘆願署名活動の実施を東京ダービーの味スタで許可してくれました。 味スタで署名活動[愛媛FC](能田先生ブログ)  あの時の恩返しの意味もあります。

なお、この受け付けを通して、以下のようなコメントをいただきましたので、ご参考までにお知らせしておきます。

ポジティブなコメント(大勢)
 – 伝統あるチームを失くしてはならない。(5~6割)
 – 昔はヴェルディファンだった。
 – 今でも最初の緑のユニフォーム持ってる。 
 – 鳥栖に帰ってみんなでやるバイ。
 – サッカーしよる人みんなで再興の応援をせんといけん!
 – ヴェルディがそんなことになっとるとは全然しらんかった。

ネガティブなコメント(少数)
 – なんで愛媛がそんな事するん?
 – 自業自得。無くなるべき。(署名拒否)
 – 愛媛にとって、無くなってもらった方がJに留まる猶予になるのでは?
 (愛媛FCの置かれている状況 – 早晩降格可能性が生じること –  について想像以上にご認識の方が多数) 

奇しくもこの署名受け付けを行った日、東京ヴェルディユースがU-18クラブユースカップで優勝しました。今回の署名が目標数(千人分)を上回ったことと同時に大変明るいニュースでした。以下、その持つ意味を示している記事を抜粋させていただきます。ここにもありますように、ヴェルディの育成組織がこれまで果たしてきた役割は非常に大きいものがあります。この点だけをとっても、なくしてはいけない存在だと思います。

エルゴラ 8月4日発売号 表表紙(本紙・川端 暁彦氏)
「この子たちの5年後のためにも、大人がやらないといけない」
東京Vユースの前監督にして、現トップチームヘッドコーチである冨樫剛一氏は、うっすら涙を浮かべながら表彰式に臨む教え子たちの晴れ姿を見守っていた。
 8月1日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた日本クラブユース選手権(U-18)決勝、東京Vユースは柏U-18を延長戦の末に2-1で破り、5年ぶりにタイトルを奪還した。34回目の大会にあって、13度目の栄冠。その数字こそ、このクラブが持つ深みと言える。この大会の歴史の3分の1以上は、前身の読売とヴェルディの名前で埋まっているのだ。
(中略)大会のグループリーグで、記者同士で「東京Vは来年どうなっちゃうんだろう?」と話していたら、突然横合いから「大丈夫です。絶対になくしません」という力強い言葉が差し挟まれた。現在はU-16日本代表コーチを務めるクラブのOB、菊原志郎氏だった。
 大会を終え、記者同士で会話していると、「やっぱり、このクラブをなくすわけにはいかないよなあ」という声が自然と出てきた。もちろん平坦な道ではないのだろうけど、菊原氏の言葉は、大会を終えてから思い出すと、説得力がまったく違っていた。第三者に、そう思わせるだけの試合を、緑の名門の選手たちがみせたこと、そこにはきっと、確かな意味がある。

以下、8月1日署名受付の様子です: