Jリーグは地域1番コンテンツ!

Jリーグは地域1番コンテンツ!(10.01.29)
以下はJリーグクラブ名に含まれる地名をキーワードとして、グーグルとヤフーで検索をかけた結果、Jリーグクラブのサイトが何番目に表示されるかを試した結果(2010年1月現在)です。

この結果をみると、Jリーグチームが地域のブランドとしての顔を持つことがわかります。

2009-J2 グーグル ヤフー         備   考        
水戸   1       1        
鳥栖   1       1        
湘南   1       2        
甲府   1       2        
愛媛   2       3    愛媛マンダリンパイレーツ:36位
草津   2       5        
徳島   3       3        
岐阜   3       6        
栃木   4       2        
岡山   5      11       
仙台   6       5    ゴールデンイーグルスは[東北]で7位
札幌   6       7        
福岡   6       9    福岡ソフトバンクホークス:29位
富山   7      16       
熊本   8       7        
横浜FC 9       9     横浜ベイスターズ:11位
C大阪  35      62     
東京V  101位以下
——————–
浦和   1       1  
大宮   1       1  
柏     1       1  
川崎   1       1  
清水   1       1  
磐田   1       1  
鹿島   2       2  
大分   2       6  
新潟   2       8  
山形   3       3  
神戸   4       7  
千葉   4      20  千葉ロッテ:15位
広島   6       7  広島東洋カープ:2位
名古屋  6      14  
横浜M  12 101以下  横浜ベイスターズ:11位
京都   13     24  
F東京  15     20  スワローズ:58位、ジャイアンツ101位以下
G大阪  41     83  

以下はこの検索結果ランキングに対する所見です。

  • Google、Yahooなど検索エンジン各社は自社サイトからの訪問者数も考慮に入れて検索順位をつけるようになっています。このことから、両サイトから県名・地域名で検索し、ホームページを訪問する人数が多いことが見て取れます。
  • 市の名前をキーワードとして検索最上位になるのは当然としても、県の名前をキーワードとしても最上位にランクされるクラブが多数。とくに地方の県でJリーグ加盟後、ある程度の年月を経過すると企業サイトではほぼトップにランクされる模様。それ以上にランクされるのは県庁など公的なサイトのみ。
  • これはサッカークラブは主にホームタウン名で記憶され、呼称されていることの証。一方大都市にあるプロ野球球団は主にいまだ企業名やチーム名で呼称されている。Jリーグが目指す、企業色を抑え、地域密着としていることの成果のはず。
    ホームタウン外でもJクラブの存在によって、その地域名の認知度が上がっている可能性が高い。
  • またその地域の放送局、新聞、銀行などよりもランクが高いことから、サッカークラブファンのITリテラシーは一般的に高く、 ウェブサイト(おそらく携帯情報サイトも)へのアクセス頻度 は非常に高いはず。これには特にJ2では新聞、テレビ等に情報が流れにくいことが影響しているのではと思われる。
  • 地方名で検索上位にランクされる私企業サイトが少ないなか、その地域で集客したい広告主にとってJクラブのサイトは価値ある広告媒体のはず。看板などの大口スポンサーのバナーを掲出するだけでなく、小口のスポンサーバナーを回転して掲出するといった方策も考えられるのでは。現に愛媛FCと検索順位の首位を争う愛媛県庁のサイトの最下段には伊予銀と積水ハウスの広告バナーが 置かれている。いかがでしょう、広告代理店各社さん。